「説明会の要望書について」と「説明会への要望」の2つが一緒になった文書です。
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ワード文書を読めない人のために、テキストを抽出し、ブログの記事として投稿します。
内容はワード文書と同じです(セキュリティ対策にメールアドレスだけは削除してあります)。
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11月25日開催の中興保育園民営化の説明会(第2回)
への要望書について
2010年11月16日
中興保育園保護者有志
中興保育園保護者有志は、中興保育園民営化についてのアンケートを取りました。
アンケートの結果は11月25日に民営化への要望書と共に佐渡市へ提出する予定ですが、今のところ「賛成」は0票です。また、「現在の保育に満足している」という項目では、「はい」が100%を占めています。
このような「民営化賛成」の声がひとつもなく、民営化についての疑問が真っ黒に書かれたアンケートの結果を見て、私たちは「それぞれの保護者がどう思っているか」をより詳しく知るために、保護者同士の意見交換の場が必要だと感じ、11月13日(土曜日)9時半から、第2回目の中興保育園民営化の説明を考える会合を中興保育園で開催しました。
この会合には保護者19名が参加し、様々な意見がでましたが、全員で共通しているのは、佐渡市の保育園民営化の進め方には多いに異議があるということです。
アンケート結果でも意見交換の場でも疑問や不満の意見は多く出てきています。
なぜ、今まで保護者に情報は積極的に伝えられることなく民営化となってしまったのでしょうか。
なぜ、どうやってこの保護者にとって疑問や不満だらけとなっている案が議会を通ってしまったのでしょうか。
なぜ、保護者への説明の前に民営化スケジュールができあがっているのか。
なぜ、選定基準というものがありながら、打診があるというだけで選定基準を満たしていない「中興保育園」を民営化しようとしているのか。
10月19日に開催された「第1回説明会」では、「佐渡市の考える「良い保育」とは具体的にはどんな保育なのか」という質問にも満足のいく答えはいただけませんでした。
私たちは保護者や地域の住民が十分に理解できていないまま、市が中興保育園の民営化を進めることに反対しています。
私たち保護者が一番知りたいのは、海を離れた土地での民営保育園の「メリット・デメリット」だけではありません。
「佐渡市の良い保育」とは何か? 「佐渡市の保育ニーズ」とは何か?
市民を蔑ろにしているような現在の計画を根本から見直し、保護者と市と保育園と三つ巴でじっくりと考える必要があるのではないでしょうか。
随時情報を開示してこの計画の透明化を図ること、
保護者との対等な関係の促進を行うことを希望しています。
さて、11月13日に保護者19名で話し合いの中で出てきた、11月25日に予定されている説明会と今後の説明会についての要望をまとめましたので別紙にてお知らせします。
最後に、先日の意見交換会で保護者の方が持ってきてくださった「保育園を考える親の会」の提案する「民営化に求められる最低条件10ヶ条」「補足:公立保育園が存在することの意義」を引用します。(詳細は添付資料をご参照ください)
<民営化に求められる最低条件10か条>
1 求められる「質」を備えること
2 コスト軽減分は保育のために
3 早期の計画公開と利用者が安心できる説明と意見の聴取を
4 人件費の極端な削減は質の低下につながることを念頭に
5 事業者の選定は適正に
6 子ども・保護者の負担を最小限にする努力を
7 移行後の責任の所在も明確に
8 保育園の公共性を維持
9 直営施設の役割を確認し、急激な変化の影響も検証する長期的展望を
10 移行後の情報開示および利用者との対等な関係を促進
<(補足)公立保育園が存在することの意義>
1)公共を軸とした事業の担い手として
2)民間の偏りを補う存在
3)アンテナとなる直営施設
4)大きな組織の一部として機能する
5)人材を育てる役割
6)公立保育園のモラル向上
以上
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平成22年11月16日
中興保育園民営化説明会と佐渡市の保育園民営化説明会への要望書
中興保育園保護者有志
中興保育園有志で話し合った内容をまとめ、要望書として作成しました。
説明会までの期日が迫り、お忙しいことと思いますが、できるかぎり速やかに文書にてご回答をいただき、保育園と保護者代表者数名へのご提出を願います。
保育園へは文書をプリントしたものをご提出ください。
保護者代表者あての文書は、郵便、Fax、メール、どの方法でもかまいません。
必ずお送りくださるようお願い申し上げます。
1、「中興保育園の民営化についての説明会」には出来る限り多くの人、特に保育園の登園圏内の近辺の住民の方々にも知っていただきたい事柄です。「11月25日に中興保育園民営化の説明会を開催する旨」を回覧板やメディアを使って説明会の日時を広報してください。また、今後の説明会の日程も事前に広報をお願いします。
2、佐渡市の保育園民営化を広く市民に知ってもらうために、説明会を記録させていただきたいと考えています。録画の機材は保護者が用意する予定ですが、佐渡市でも記録するようお願いします。また、説明会の時間帯に家を出られない市民や遠くに住んでいる市民のために、インターネット回線を使い、説明会のライブ放送とその録画アーカイブを作成したいと考えています。そのために保育園のインターネット回線を使わせてください。(回線以外の機材(パソコン、カメラ、マイクなど)は保護者が用意します)
3、先日の説明会の後日、「民営化基本指針」の用紙を説明会に参加できなかった保護者全員に配りたいので今後は人数分のご用意をお願いします。
4、先日、保護者が佐渡市福祉課窓口で「説明会の時に子どもを見てもらいたいのですが」とお願いした際、「子連れでご参加ください」とご回答いただきましたが、「トキっ子保育園」の説明会に子連れで参加した方の話では、やはり小さい子がぐずったりすると、落ち着いて話を聞くことが出来ないようです。説明会に多くの保護者が参加するためには保育が必要です。ご用意をお願いします。
5、説明会・意見交換会は少なくとも2週間に1度は開催して欲しい。
日時は「土曜の午前中」を希望する保護者が圧倒的に多いです。ご検討下さい。
6、説明会に出たくても事情があって参加できない方がいます。彼らのためにもすべての保育園での説明会の内容や説明会での質問の内容などの情報を、佐渡市報やホームページなどの誰でも見られるメディアで公開し、アーカイブを作成してください。
7、中興保育園以外での説明会に参加したいという保護者もいます。他の保育園での説明会の日時もお知らせ下さい。
8、民営化の対象保育園の保護者、対象でない保育園の保護者、これから保育園に子どもを通わせる予定の保護者、また地域住民、すべての市民が「保育園民営化」の説明・意見交換のできる機会を作ってください。市報・テレビなどのメディアで開催概要と日時を広報してください。
9、先日の説明会(第1回目10月19日)では、説明の時に「民営化についての不安で夜も眠れないようでしたらいつでもお電話ください」と冗談のように仰ったり、笑いながら話すなどの、失礼な態度が目立ち、「真面目な話をしているはずなのに」と憤慨している保護者も多かったです。
また、第1回説明会では「佐渡市でアンケートを取る」とおっしゃっていましたが、アンケートを受け取っていません。
そして、第2回以降の説明会の日程についての質問には、「11月は、11月のはじめごろとおわりごろに2回説明会をする予定」とおっしゃっていましたが、11月25日に第2回目を開催するので、11月は2回の説明会はないのではないでしょうか?
もうひとつ、先日の説明会の後日、保護者が「民営化基本指針」の用紙を「説明会に参加できなかった保護者全員に配りたいのでご用意をお願いします」と電話でお願いしたところ、「園に人数分の部数を置いてきた」と聞きましたが、その後保育園に確認すると「5部しかない」とのことでした。
今後は誠意のある対応をお願いします。
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